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2019.03.08

ライドシェア解禁へ 未来投資会議で議論

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ライドシェア解禁へ 未来投資会議で議論

 7日に政府の未来投資会議が開催され、いわゆる「ライドシェア」について議論が行われました。議長の安倍首相は道路運送法を改正し、自家用車を用いて有料で旅客の運送ができるようにすることを検討していることを明らかにしました。
 ターゲットとしている利用者は外国人旅行者をはじめとした旅客だけではなく、地方の高齢者などの交通弱者も想定しています。これにより交通弱者を減らす効果が見込まれます。
 首相はライドシェアについて「利用者の視点に立ち、現在の制度を利用しやすくするための見直しが必要。タクシー事業者と連携を図ることは自治体と利用者双方にとってメリットがある」と述べました。
 また、安倍首相はタクシーの相乗りも解禁する意向であることを明らかにしました。これに対抗する形で7日、全国から集まったタクシー約400台が経済産業省を取り囲み、「ライドシェア」で自らの客を奪われることに反対の声を挙げました。
 タクシーの相乗りについて安倍首相は、「タクシー事業については、ITの活用も含めて相乗りの導入により、利用者が低廉な料金で移動することを可能とします」と述べており、相乗りにすることでタクシードライバーの人手不足解消だけでなく、利用者側にも割安な価格で利用できるメリットがあることを未来投資会議で説明しました。
 さらに、アメリカのライドシェア最大手「Uber」へ出資するソフトバンクの孫正義社長は「(ライドシェアが法律で禁止されている)そんな馬鹿な国の日本があるという状況の中で、過去を守りたい、未来を否定する。もう考えられない状況だ」と解禁を強く求めています。