go to top
TOP > 活動報告
活動報告

2019.01.27

行政書士未来投資戦略会議2019レポート 中村 修一先生

share

プロフィール

中村 修一(なかむら しゅういち)
 相続手続支援センター名古屋の開設以来2,000 件を超える相続の相談・手続きを受けている。「相続」「遺言」「エンディングノート」を中心に、各種セミナー講演の依頼が多く、上場企業、金融機関、介護施設など多数と提携。年間100本以上のセミナーに登壇。
著書には「絶対に失敗しない相続の手続き」「身内が亡くなったときの届出と相続手続き」がある。

レポート

 中村先生は、相続を専門に活躍されている先生で、相続支援センターを開設し相続について質の高いサービスを提供している。
 近年、中村先生が業務をする中で増えてきている問題点として、相続におけるSNSの取り扱いという点があるという。
 被相続人がフェイスブックやツイッターなどのSNSのアカウントを保有していた場合、アカウントを削除するために、遺族からアカウント削除の申請が必要な場合がある。その際に、死亡を証する書面として死亡届や戸籍などを添付しなくてはいけないこともあり、非常に手間がかかってしまう。また、IDやパスワードも必要になるので生前にしっかりと管理していないと手続きが進まないケースもある。
 そして、これから増えてくるであろう問題点として、仮想通貨の税金上の評価額がある。  民法を中心に考えると、外国為替に応じて評価することになっているが、レートが掴めないような仮想通貨についての取り扱いは定まっていない。

 また、キャッシュレス決済のアカウントの取り扱いについてもそれぞれのサービスの規約には未だ相続についての規定は定まっていないので、これからどのような対応になるのか、注視する必要がある。

 このように、相続分野でも世の中の流れをよく観察し、様々な事案に対応することが出来るようにすることでより良いサービスを提供できるようになる。
 相続には税理士、司法書士など様々な士業が関わることになる。その士業をお客様に紹介することでワンストップサービスを提供することが出来るが、中村先生のサービスでは、お客様に士業を紹介して足を運んでもらうのではなく、事務所に士業を呼んでお客様と面談してもらい、その面談に中村先生のスタッフも同席することで、お客様に安心していただくことができる。面談に同席することで、税金や登記の知識を得ることができ、お客様に対して相続を包括的に説明することができる。
 お客様の人柄や状況に寄り添ったサービスを提供することが、信頼を得るためには大切なのだ。