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2021.03.25

Weekly GNET Vol.106(2021.3.25)

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Weekly GNETとは
行政領域に関するニュースを中心に、それぞれ独自のコメントを入れて配信しています!
毎週起こったニュースに対してコメントしています。



1
婚姻届、任意で残るハンコ欄 法務省「国民の声に…」

婚姻届、任意で残るハンコ欄 法務省「国民の声に…」
https://www.asahi.com/articles/ASP3Q56YMP3DULZU008.html?ref=webpush0322evening&fbclid=IwAR3O5JZmhbUcsN_e-3OEzJAA-E7vHGf60a7141oWtQ0rpk87vgzW1bxHhqg


■ 上田和彦
書面からハンコをなくす動きが強まる中、一部の人たちの希望を叶える形で、婚姻・離婚届に押印欄を残す方針が決まりました。あくまでも、押したい人の押印を認める措置で婚姻や離婚に係る法的な意味合いはありません。保守的な感情が、行政の効率化やデジタル化を阻む要因になり得る一例であると思いますが、こうした人々の心の在り方に沿う形で、デジタル化時代においても、保守的な感情を満足させる機能を持たせるようなことも、面白いのかもしれないと感じました。


2
日本のLINE利用者の画像・動画全データ、韓国で保管

日本のLINE利用者の画像・動画全データ、韓国で保管
https://www.msn.com/ja-jp/news/national


■ 上田和彦
日本のLINEユーザーの全画像・動画データが韓国内のサーバーに保存され、韓国の社員がアクセスできるようになっていた問題を受けて、行政手続きにおけるLINEの利用を停止する動きが広がっています。既存の民間サービスを利用することにより、国や自治体のシステム開発費が抑えられたり、ユーザビリティに優れたサービス提供が可能になるなどの利点がありましたが、今後は、民間サービスの利用に関し、より厳しい観点での検証が行われることになるかもしれません。


3
同性カップル間でも内縁は成立 司法判断が最高裁で確定

同性カップル間でも内縁は成立 司法判断が最高裁で確定
https://mainichi.jp/articles/20210319/k00/00m/040/134000c?fbclid=IwAR0NdUrLB-fTOPrUMymYHCzhes5xvrjl9TN79lleMwUGh9YzQdj5y0VvfXE


■ 上田和彦
同姓カップル間においても、内縁関係を認める判決が最高裁で行われました。日本では、同性婚は認められておらず、一部の自治体がパートナーシップ制度を制定しているのみでしたが、同性同士の内縁関係が認められることで、同性同士のカップルの法的な保障が進んでゆくきっかけになりそうです。


4
技術の倫理課題研究、文理融合の人材育成

技術の倫理課題研究、文理融合の人材育成
https://t.co/Pt8qkkHVyS


■ 飯田森
中央大学が、ai研究を技術や法、社会的影響などの様々な視点から倫理課題を中心に行うとして研究所を設けます。aiなどの技術の実用化に向けてはそれが社会に与えうる影響に比例して法との関わり合いもより濃いものになると感じています。企業からの外部資金も入ってくるとのことなので、より多くの知識が集まり、研究に活かされることを期待しています。